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#0802





高校時代の親友のうちのひとり。みんなからはヨガとよばれ親しまれていた。
2年3年と同じクラス、彼はサッカー部。とてもシャイな人だったが、うちのク
ラスの男の中では誰よりももてていた。今の時代に照らし合わすと、斎藤
佑樹み
たいな感じ。

01年、猫を飼ってるのがばれて、国分寺から東村山に引っ越しする時、運転手
として手伝いにきてくれた。
何度か書いてきたけど、その時の僕は過去を払拭したかったので、高校の時の友
達なんて、必要ないと思う自分だった。でも彼といる時だけは
とてもリラックス
できたのだ。そして大学時代、学校に価値を見いだせなかった僕
に、彼が自分の
趣味である競馬を教えてくれた。

99年春、彼と過ごした初めての東京府中競馬場、春のオークスでウメノファイ
バーのふんばりにもよって、僕は最後の最後で8万円も勝った。そして
僕はその
お金でゴールデンウィーク明けに大学をさぼって、初めての沖縄、宮古
島にいっ
たのだ。
今の僕にとっては欠かせない、愛した島、愛された島。その時、僕の書いた初め
ての小説が生まれた島。彼がいなければ、島のタイミングと出会えなかっただろ
う。サトウキ
ビコもぷりりんぱ、と言えなかっただろう。でもウメノファイバー
の調子が悪く
ても、僕はその先、違う形でしか沖縄と接することができなかった
かもしれない
けどね。

ヨガは高校卒業後、東工大に。僕は当時、誰の進路も合格した大学も、まるで興
味はなかったが、30代になってようやくそういうことに興味を持ち始
めるよう
になった(遅いよね)。
東工大といえば、未来の技術者、科学者、総理大臣なんかが通った、日本にはな
ればならない大学だ(僕の方の大学は、なければないで多くの才能が花ひらい
たのかもしれない)。
彼が初めてアパートに来た時に、大工書体で「東工大」と大きく胸に書かれた
いTシャツをもらったことがある。これはださい。
そして今の僕といえば、そのシャツを着ていたおかげと言い切って、東工大で
真の仕事をさせてもらっている。

東京競馬場へ向かう電車の中、車内の扉をじっくり観察していた彼の姿をいま
に思い出せる。お、授業で出てきた部品だ、と留め金や接合に使われている
ネジ
とかを見るのが、楽しくて仕方ないみたいだった。
彼とはいつか、同窓会で会いたいものだ。けど、もう僕の知らないところでそ
らは行われているのだろうけどね。
今の自分を思う時、過去の自分を思う時、今日も誰かのことを思う度。ひとり
も、あの時、あの場所で一緒にいることがなかったら、今の自分はなかったのだ
と思える時がある。



#0802-01-03 /  Yoga

at 17:49, yusukesato, 01

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comment
サトコ, 2011/07/13 10:07 PM

ゆうすけはん☆
お久しぶりです。
心に染みる日記でした。
自分の心情と重なるところがありました。

yusuke, 2011/07/13 10:49 PM

元気にしてはりまっか?
あんときの宮古島、楽しかったね〜。
代行のタクシーと、君の涙の旅立ちだけは忘れない(笑)。
またいつでも、東京に遊びに来ておくれ。
夏中、隣りのお庭でずっとビアガーデンやってるよ。
いつも読んでくれてありがとう。










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