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#2985







新しいホームページ内の、ニューフォトログにも仮で練習(笑)投稿しているので、同じ更新を1日に2回している僕。

#3001 からは、新しい形式でお届けしようと思っているのはよいが、フォトログの性格は少し変わってしまう。同じ投稿をしても見え方は違うので、こちらの方がよい場合もあるし、あちらの方がよい場合があって、毎日うなっている。

慣れとはおそろしいね。こいつの性格にどっぷり付き合ってきたせいで、文章に集中したいとなると、つい今までのやり方を選んだり。もはや血潮となっているわけで、それを変えてみるということは、僕にとってはなんだろう、と思う。

僕はかつて、すぐにリセットボタンを押したり、引っ越しをするのが常の、やり直し好き人間だった。けど5年以上フォトログを続けてきた自分は、そこに留まってきた感もあり、住む場所も戸越にすっかり落ちついている(けっこう関係あるんだよ)。だからこれは、ネット上の話ではあるけれど、今の僕にとっては結構大きいことなのである。

今月のはじめのこと。

どうしても行かねばならなかった友達の家で、夜遅くにビールを飲みくつろいでいたら、壁からはらりと何か落ちた気配。友達も僕も見てはいなかったが、気配はお互いに認めた。めんどくさくもあって、しばらく後で友達が確認すると、それはいつか僕が作ったこのフォトログ用の宣伝ポストカードだった(僕の友達ってやつは、今まで送ってきた展示案内ハガキ、ポストカード類、写真などをたいてい壁に貼ってくれている)。たぶんこれは、過去から新しくハガキが届けられたと思って見ろ、ということなんだろう。僕たちはそう思い、ビールを飲み、交換しながら見つめた。

最初のフォトログ用ポストカード(写真上)は、仲良しの四つ葉組のふたりが作ってくれた。この落ちたやつは2回目に作ったやつで、花屋バイト時代に朝の鉢並べを終えた状態を撮った写真に、前回同様、小人たちを楽しげに配置してもらったやつだ。今見ると、これは相当楽しい。友人のまりもちゃんに最初のやつにならってやってもらった。人物写真を切り抜きするのも、大変な作業であるのだが、大勢やってもらったね。考えようによっては、写真の中に数十点の写真が乗っていて、すごいことかもしれない。

落ちたポストカードは、今の誰かの状態を確認させるために、落ちたことは今なんとなく分かる。しかも、それを見たすぐ後、友達の子供が夜な夜な寝室から起きてきて、パパママやお客さんの存在には目もくれず、眩しい光の中真っ先に、この落ちてテーブルの上に雑然と置かれていたポストカードに手を伸ばした。君にはなにが見えているんだい、江ノ島水族館のドルフェリアのお姉さんたちか、それとも僕の写真の何かか。単にハガキの話が盛り上がっていたのを聞いていて、わたしも参加したかったのかもしれない(笑)

その時の僕は、ここ数年の中でも、おそろしいくらいのむずかしい星回り(便利な言葉)のただ中に居て(かなり激しいマグマが沸き起こっていた)ひたすら苦しい状況だったのだが、何かひとつの教えをくれたような出来事だったと思う。それが、今月のはじめとは思えないほど、今の僕の周りは穏やかな気配で包まれている。もっともその原因も自分にあるのではなさそうで、心の通った誰かの痛みである場合が多いと最近は知っている。それも自分の内のひとつ、ということだから。

この流れは、リセット、またやり直し、ということではない。フォトログを始めた頃の心のあり方に、新たな写真を手にしながら、近づいてきたのは確かなことなんだ。
いつも特に言いたいことはない夏だけど、また新しい5年間があるらしい。その新しさも、古の新しさかもしれない、ということをなんとなく思いたい、時間帯なのでありました。



#2985-10-08 /  Photolog’s Postcard

at 20:47, yusukesato, 10

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