#0061

 




Yusuke Sato Photolog

写真は写真 ( Photograph is photograph )


2




僕の選んだその旅は、君の選んだ旅になる。



#0061-01-08 /  To the north

at 00:02, yusukesato, 01

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#0081

 





べんりなとびらを使わない、君の選んだ旅だろう。



#0081-01-08 /  Japanese Thomas

at 07:48, yusukesato, 01

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#0082

 




あのバスでもない、このバスでもない、次のバスでもない。

僕の、君の、あなたにとってのバスを待っている。

逃してたまるかと、未来だけを見据えている。



#0082-01-08 /  One Bus

at 23:22, yusukesato, 01

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#0088

 




列車の旅がとにかく好きなんだ。

ある程度決めた場所から、違うところで降りるのがまた好きなんだ。

煙草を吸い込んだ後、また次の汽車を待つ時間がいいんだよ。

1時間くらい待っても、こない時なんか最高だね。

東京から、彼女の実家、北見までの珍道中。

まだ正式に付き合ってないのに、実家をめざしてるこの若さだよ。

夏の北海道は、全力で遠回りしながら楽しんだ。



#0088-01-08 /  North Train

at 12:59, yusukesato, 01

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#0099

 




けっこうな遠回りをしてきた。

君もそれでいいという。

それでもまだ、景色は変わることはないだろう。

目の前の景色を変えるには、誰かと誰かが、出会わなければならない。

今はその時ではないのかもしれない。

この旅では出会えないのかもしれない。

それでも旅は、無駄には終わらない。

君の見ていた世界は、いつの日か違う景色になっている。



#0099-01-08  /  To the Earth Cape

at 18:41, yusukesato, 01

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#0101

 





北の海の道、よく晴れていた、君と夏の波。



#0101-01-08 /  North Summer Ocean 

at 08:55, yusukesato, 01

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#0124

 




君とバターサンドを食べたくて、僕はその列車に乗っている。

その前後がなかったら、きっと成り立たないこともある。

暗くて眠たい青函トンネルを抜けたなら、

真夏の波照間島にたどり着く日だって、あるのかもしれない。



#0124-01-08 /  To the world

at 05:48, yusukesato, 01

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#0125

 




地球岬からの帰り道、美しい夕陽を見た。

夕陽の方向に進みさえすれば、僕たちが途中で降りた駅があると、

勝手に信じて、その通りになった。

ここで寄り道をしなければ、僕たちはこの先、釧路湿原の真ん中で、

トラックに会うことなく、路頭に迷うことになったかもしれない。

僕たちの寄り道には、それなりの意味がある。

それを信じて、夕陽の道を進んでいく。



#0125-01-08 /  North Summer Sunset

at 17:24, yusukesato, 01

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#0126

 




釧路の街は急に冷え始め、パーカーを着たくらいでは寒さをしのぐことはできな
かった。
コンビニで肉まんを買ってあたたまった。今が真夏でほんとうによかった。彼女
の実家のある北見までは、たぶんもうすぐだ。

彼女の実家に僕が特別な用事があったとは思えない。行かない方が懸命であるこ
とを、僕はよく知らなかった。
20歳を過ぎてから子供時代をやり直そうとすると、これからを生きるために必
要な能力というものが破壊されていく。そのぶん、つまらないことに対して伸び
やかになれる時間が多くなる、と言った方がいいかな。

釧路ではちょうど大通りでお祭りをやっていて、砂糖つきフランクフルトを食べ
た。彼女の話によると、北海道ではその組み合わせはあたりまえらしかった。

サトウキビの存在は、北海道にも存在できたか、と今の僕は思う。彼女とのこの
旅があったから、僕はそれから実際沖縄に通いだした。

この旅の1年後になるけれど、僕の存在はこの北海道で本格的に変わるきっかけ
を得ることになる。新潟で生まれ、神奈川で育ち、東京で血を流し変えながら、
僕はそれからも北海道や沖縄で、また生まれ直していると言ってもいいかもしれ
ない。北海道だけでも、沖縄だけでも、たぶんだめだったんだ。

対極にある地点のことも、きちんと知らなければならなかった。その時の僕のあ
たまの中では、宮古島のサトウキビ畑と、北海道だったんだ。


#0126-01-08 /  Two Sweet Franks

at 17:13, yusukesato, 01

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#0137

 




きょうは、どこへ飛ぼうかね?



#0137-01-08 /  Kushiro Mursh

at 13:53, yusukesato, 01

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#0168






満月の夜には、客の入りがいいんだぜ。

バイト先のラブホテルの支配人がよく言ってた。

僕は車窓から、清掃員の仕事に想いをはせる。



#0168-01-08 /  The View of Sekisho Line 

at 14:09, yusukesato, 01

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#0178

 




それは、七夕に産まれる。

遠い世界を流れる河や、やがて繋がっていく海を見る。

湿原を越えた荒野の中で、ずっとその願いを続けたいと思う。

旅を選んだ者のたったひとつの願い、みんな同じこと。

それは、むずかしいかもね。

そう言ってしまった誰かは、もうここにはいないだろう。

その旅を選ばなければ、それからの旅はなかっただろう。

そこで願ったことは、今の僕の願いにもなっているから。



#0178-01-08 /  Yuko in Kuchoro region

at 14:02, yusukesato, 01

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#0199






誰もが歩かないような、釧路湿原の唐路線を日が暮れるまで歩いた。

そこには、前へ進むことしかできなかった、君と僕しかいなかった。なにひと
つ文句を言わず、ここまでを一緒に歩いてくれた。

交通機関はなさそうだった。陽が沈めば、もう何も見えなくなるだろう。来た
道を引き返しても何時間もかかる。それだったら、前へ進んだ方がいい。

根拠のない自信は、どこまで通用するのか。
この大自然相手に、どこまで通用するのか。

いつのまにか冷え込んだ湿原。防寒具は薄手のパーカーと、地元のスポーツ店
で500円で買った中学校ジャージの上着だけ。食べ物もリッツ半分だけ。

ここを超えなかったら、さすがに終わりといえた。

もしあなたがいなければ、君と僕だけがここにいて、美しい夏の旅は、この夕
陽を最後に終わっていたのだろう。



#0199-01-08 /  Far away

at 20:09, yusukesato, 01

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#0205

 




なるべくなら、相手にしたくないもののひとつ。

ほんとうの自然なんだね。



#0205-01-08 /  The Kushiro Marshland

at 00:19, yusukesato, 01

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#0214

 




おて。



#0214-01-08 /  Hand in hand 2

at 00:04, yusukesato, 01

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#0221

 




なにやっても長続きせん。

そんな時なのさ、見つけていたのは。



#0221-01-08 /  White Lover

at 00:10, yusukesato, 01

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#0229

 




日も沈んでくると、彼女はこの旅で初めて僕に不安を明かした。

寒くなってきたし、街頭もなかったし、前に続く道も人のために敷かれたものと
は思えなかった。ここまでおそらく10キロ近くは歩いていて、この状態であと
何時間も歩くことは厳しそうだった。
たぶん終電を逃すことよりも事態は深刻だ、とのんきに考えてはいけない。ここ
は絵にもできないような、荒野だったから。

正式に付き合い始めてまだ1日目の女の子を、こんな状況にもさせてしまう。正
直やってしまったと僕は思った。地図を見ていけるかなと思ったけど、今となっ
てはここが釧路湿原の一部であることしか分からない。

暗く広がっていく空に飲み込まれそうになり、歩くのも怖くなって、途方に暮れ
る。釧路の街に戻るには、車が走るような大通りに出ることだ。しかし暗くなっ
てよく分かったのは、その前方には明かりが灯っていなかったことだ。1時間ほ
ど前に大きな工事用ダンプカーがこの砂利道を一度通ったけど、もうその気配す
らない。

24歳、こんな僕に付き合ってくれた白い恋人を守ってやれ。僕は自分に少なか
らず男らしいテーマを与え、不安をなんとか隠そうとしたけれど、ここではそん
なテーマが役に立つはずもなかった。

あとは祈るか、信じるだけか。手をつなぎ15分くらいさらに前方に歩くと、友
子が目の前から小さな光を見つけ出し僕の手を離した。それがこちらに近づく瞬
間に、もうちょっとだけ、ドキドキハラハラしてみたかったと少しでも思った僕
は、やっぱりマヌケに違いない。
白い恋人が呼び寄せただろう、素敵な軽トラックだった。



#0221-01-08 /  Kushiro Marshland 2

at 13:30, yusukesato, 01

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#0241

 




釧路湿原での人生初のヒッチハイク。

さまよう僕らを助けてくれたのは、舗装の仕事帰りにトラックで通ってくれた、
年下の男だった。
やべーってよ、あんな道歩くの。
最初は僕らを女の子2人と見間違えたみたいで、僕が男だと知ると半分がっくり
きたらしい。
工場で彼が乗り換えた車は、バリバリにカスタマイズされたスポーツカーみたい
なものだった。今夜、帯広の愛人に会いにいくと言ってたけど、僕たちの荷物が
ある釧路の街へ平均時速150キロ(一般道)のスピードと、爆音のユーロビー
トで向かってくれた。
何度も車線を変え、前を走った車をレースでもしてるかのように、ギリギリのと
ころでかわしていった。フロントシートは相当のけぞった体勢、彼の身体は仰向
けに近い角度、シートベルトや信号機の存在など彼の中ではないようで、これは
もうなんかのアトラクションなんだと思うしかなく、後ろの座席にいる彼女は青
ざめていた。

カノジョ〜げんき?、だ〜いじょ〜ぶだっつーの、命ほしょーするっつーの!

僕はこち亀の白バイ隊員を思い出した。例えるとまさにあれだ。
あっ、せっかくだからトモダチ会ってく?、急に道を変更、コスモ石油のジュリ
という女の子も紹介してくれた。

僕は彼の運転する感覚についていこうと努力してみた。最初は死ぬほどこわかっ
たけど、数十分後には彼の運転なら大丈夫という考えに変わった。そこには何ら
かの美学があるようにも感じた。あんなに技術が要りそうな運転をし、おとなし
い僕らを盛り上げようと終始しゃべりっぱなし、まるで運転に集中してないよう
な感じなんだけど、彼は僕の見えない世界をしっかりと見ている気がした。
僕のこれまでの生き方では、どうあがいても辿り着けない境地だと思った。
北海道ってすごいところだ。

別れる時、彼は最後に笑顔で握手を求めてきた。こんな奴も日本にはいるんだな。
最後に見せた笑顔はけっこうあどけなかったので、よく覚えているんだ。


#0241-01-08 /  High Speed Driving 

at 00:47, yusukesato, 01

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#0254

 




NTT 釧路さんのしわざでしたら、ここに敬意を表します。


#0254-01-08 /  Talks burst open

at 01:25, yusukesato, 01

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#0282

 




次にある旅は、釧路から北へ、君の実家、北見に向かうこと。

釧路で正式に付き合ってからまだ2日。

どうして君の実家に行かなくてはならなかったのか、

今となってはもうわからない。

子供時代を20歳の時からやり直している。

それは、小学生なみの判断と行動でしかなかったのだ。



#0282-01-08 /  White Lover 2

at 21:51, yusukesato, 01

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#0301

 




よーこそ、ガリバーくんの世界へ!



#0301-01-08 / The Gulivar Kun Ferris Wheel

at 00:01, yusukesato, 01

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#0305






#0305-01-08 /  The Gulivar Kun Ferris Wheel 2

at 18:56, yusukesato, 01

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#0341





Yusuke Sato Photolog

写真は写真( Photograph is photograph )



11



君からもらったその旅は、それから、新たな旅となる。



#0341-01-08 /  Journey with Jersey

at 03:20, yusukesato, 01

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#0345

 




朝を迎えても眠れない、世界の先を想像すると特に。

もろく繊細な、君のような世界。
押し入れの暗闇、ひろがった夢。

集中することを、拒むはずのない空間。
難解なものを、生み続けていた日々。

列車はふるさとへ、汽笛は遠い世界へと帰る。

明け方の笑顔、時速160kmのアスファルト。
蒼白い満月、真夏の島々で見た銀河。

春の芝生で、微笑んだ夢。
雨に打たれて、寄り添う現実。

平和の中でしか、存在しない夢。
聡明でありたいと、願い続けた日々。

ある者は港に佇む漁船で、夕暮れを見つめる。
暗闇に慣れた瞳で、平和を名乗るカクテルを注ぐ。

夢を見ていたからか、何も知らずに育てたからか、
もろく繊細な世界は、黒い大海原に消え去った。

誰をもやわらかくする光。
焼き付けるその手。

集中することを拒むはずのない空間。
交わすことのできた温かい握手。

世界を再び、目の前に広げる。

それでも咲かすことを日々にして、世界を駆け抜けていく。



#0345-01-08 /  On the Galactic Railroad

at 05:27, yusukesato, 01

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#0349

 




池田駅から出発した2両編成の銀河線、北見の終着駅に着いた。

東京からの長い列車旅、きみのふるさとにようやく辿り着いた。



#0349-01-08 /  Arrival at Kitami

at 05:15, yusukesato, 01

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#0669

 




#0669-01-08 /  Port Town

at 23:22, yusukesato, 01

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#0741

 




港町とは無縁のところに、さえないひとつの生活。

無数の信号で閉じ込められた、古き良き日の音楽しかなかった。

君はいったい、何度、再起を誓ってきただろう。

あまり意味のない信号も、日々をなかなか進ませない。

生活は、花屋で拾ったタマと一緒に、国分寺から東村山へ移ることに。

愛輪車のリトルカブ「エーデルワイス」で、あくまで地道に引越し作業。



#0741-01-03 /  Old Signal

at 19:19, yusukesato, 01

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#0748






かさばったから捨てるのか、へたっぴだから捨てるのか。

男だったから捨てたのか、女だったら捨てなかったのか。

あなたのことを忘れない、あきらめながら写真を撮った。



#0748-01-03 /  Judgement on moving

at 00:37, yusukesato, 01

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#0769






撮ってきたものは、そんなに変わらないのだ。

僕はこの頃、何かを書いてもいた気がするが、

それだけは変わってきている、なぜかこの昔に撮った写真を見て思う。

ボールペンで書いていた魂は、キーボードにも乗り移らせることはできそうだ。

撮ることか、書くことか。

子供の夢は、確かに屋上から始まってもいいかもしれない。

その両方を乗り回して、誰かを連れていくことができる頃、

僕の子供のような大人の夢は、叶えられる気がするね。



#0769-01-03 /  The roof for children

at 19:20, yusukesato, 01

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#0802





高校時代の親友のうちのひとり。みんなからはヨガとよばれ親しまれていた。
2年3年と同じクラス、彼はサッカー部。とてもシャイな人だったが、うちのク
ラスの男の中では誰よりももてていた。今の時代に照らし合わすと、斎藤
佑樹み
たいな感じ。

01年、猫を飼ってるのがばれて、国分寺から東村山に引っ越しする時、運転手
として手伝いにきてくれた。
何度か書いてきたけど、その時の僕は過去を払拭したかったので、高校の時の友
達なんて、必要ないと思う自分だった。でも彼といる時だけは
とてもリラックス
できたのだ。そして大学時代、学校に価値を見いだせなかった僕
に、彼が自分の
趣味である競馬を教えてくれた。

99年春、彼と過ごした初めての東京府中競馬場、春のオークスでウメノファイ
バーのふんばりにもよって、僕は最後の最後で8万円も勝った。そして
僕はその
お金でゴールデンウィーク明けに大学をさぼって、初めての沖縄、宮古
島にいっ
たのだ。
今の僕にとっては欠かせない、愛した島、愛された島。その時、僕の書いた初め
ての小説が生まれた島。彼がいなければ、島のタイミングと出会えなかっただろ
う。サトウキ
ビコもぷりりんぱ、と言えなかっただろう。でもウメノファイバー
の調子が悪く
ても、僕はその先、違う形でしか沖縄と接することができなかった
かもしれない
けどね。

ヨガは高校卒業後、東工大に。僕は当時、誰の進路も合格した大学も、まるで興
味はなかったが、30代になってようやくそういうことに興味を持ち始
めるよう
になった(遅いよね)。
東工大といえば、未来の技術者、科学者、総理大臣なんかが通った、日本にはな
ればならない大学だ(僕の方の大学は、なければないで多くの才能が花ひらい
たのかもしれない)。
彼が初めてアパートに来た時に、大工書体で「東工大」と大きく胸に書かれた
いTシャツをもらったことがある。これはださい。
そして今の僕といえば、そのシャツを着ていたおかげと言い切って、東工大で
真の仕事をさせてもらっている。

東京競馬場へ向かう電車の中、車内の扉をじっくり観察していた彼の姿をいま
に思い出せる。お、授業で出てきた部品だ、と留め金や接合に使われている
ネジ
とかを見るのが、楽しくて仕方ないみたいだった。
彼とはいつか、同窓会で会いたいものだ。けど、もう僕の知らないところでそ
らは行われているのだろうけどね。
今の自分を思う時、過去の自分を思う時、今日も誰かのことを思う度。ひとり
も、あの時、あの場所で一緒にいることがなかったら、今の自分はなかったのだ
と思える時がある。



#0802-01-03 /  Yoga

at 17:49, yusukesato, 01

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