#0174






02年、大学も無事卒業できなかったので、僕は1度の留年と仮卒業をあわせて、
つまり大学6年生となった。

そのほとんどは花屋でバイトをし、たまにラブホテルの深夜バイトもした。自分
のために初めて買ったコニカ・ヘキサーも、使いすぎて2年で壊れたので、春先
にそれよりもさらに小さいコンタックスのコンパクトカメラを買った。

僕はこのカメラで、また何を手にしていくだろう。たぶん今までよりもっと、中
途半端日常を、気軽に切り取るだけだと思うんだけどね。



#0174-02-07 /  How old are you ?

at 08:10, yusukesato, 02

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#0181

 




わたしのワールドカップってば、まだ終わってないんだからね〜


by kb


#0181-02-07 /  My David

at 19:11, yusukesato, 02

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#0182






さいごまで、ちばるお姿、うつくしい


by kb


#0182-02-04 /  Final Fight

at 22:25, yusukesato, 02

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#0184

 




ばけのかわ、しぜんとはがれて、ゆきマース


by kb


#0184-02-04 /  Railroad crossing not opened

at 16:58, yusukesato, 02

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#0185

 




ちんちんぽんぽん、ちんぽんぽん♥

ぽんぽんちんちん、ぽんちんちん♥


by kb


#0185-02-04 /  Go! Tin Tin Pon Pon Go!

at 14:04, yusukesato, 02

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#0186

 




ヒマなお花屋さんが、スーパーのスイカ冷やしておりマース!

われたら意味ない、叩き売り、らっしゃーい、われてるよ〜!


by kb


#0186-02-07 /  This is watermelon

at 18:14, yusukesato, 02

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#0187

 




#0187 02-04 /  A Magic Word

at 12:21, yusukesato, 02

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#0189

 



ぷりり…


あーれ、クロちゃんミケちゃん、ちょっとフライングさね〜w

ヤッター出番は、#0010の倍数だよ〜

ん、ミケちゃんのご様子がなにやら…

はっ…スイカあたえたのが、まちがってたかね〜


by kb


#0189-02-04 /  Little room of love

at 06:17, yusukesato, 02

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#0194

 




高校の時に仲が良かった友達を、たまに思い出せる。

彼らにとっての、ゆうくんは、あれからずっと見えない場所にいた。

神奈川で一番出来のいい公立高校にいた奴が、薄汚いラブホテルで、突然か
かった躁鬱病と闘いながら、朝から夜までベッドメイキング、汚物入れに手
を突っ込んで、血の付いた布団カバーの処理をして、ろくでもない女の作り
込んだあえぎ声に、興奮しちゃってる始末だよ。

気分的には、東大や慶応、早稲田、上智、青学、最低でも中大、なんて言っ
ていた人たちの同窓会なんて行っている場合じゃなかった。周囲に逆らうだ
けの形で美大にぎりぎり入れたはよかったけど、結局、何も見つかってはな
かったから、なおさらだった。

みんなにとっての、ゆうくんは、正反対の僕になるために、死ぬかもしれな
い努力をしてきたな。血を流しすぎた結果、もう誰にも会うことはできなく
なっていたけどね。

やがて写真を始めて、良質な音楽をとことん求めながら、あきらめたような
人生を変な意味で楽しんでいるうちに、そんな事もどうでもよかったと思い
始めた。その時はみんな社会に出ていって、いつも自分は置いてけぼりだっ
た。

そんな時に側にいてくれた人は、ありがたい存在だったんだな。聡は、鬱病
時代リハビリ中の僕にもたまに付き合ってくれて、僕がこれからやろうと決
めた表現の分野の話も一緒にできた。名前の通り実に聡明な友達といえた。
一方僕ときたら、俺たちの過ごしてきた環境からは、天才なんて生まれない
よ、そんな根も葉もないことばかり、彼に話していた気がするな。

君が今、どこで何をして過ごしているかは僕には分からない。もしかして僕
のことなんか思い出せない生活をしているかもしれない。けど僕はこの写真
を写真として、今の大切な場所に、あの時の君を残すんだ。



#0194-02-04 /  Satoru in my mind

at 18:46, yusukesato, 02

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#0195






ぼ、ぼくと一緒に、ネコになりませんか?

ええ、いいですよ。



#0195-02-08 /  Musashino Art Lawn

at 21:08, yusukesato, 02

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#0208

 




24時間、魔法のような瞬間は、かならず起きているのだから。



#0208-02-07 /  Somewhere Over the Rainbow

at 14:58, yusukesato, 02

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#0209

 




魔法のような瞬間は、売店でも起こるから。

撮るしかないんだよ、魔法のような瞬間は。



#0209-02-08 /  One Pair

at 00:22, yusukesato, 02

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#0217

 




大学時代に写真家である大島先生が、美大のデザイン科の先生たちに、田中と佐
藤は絶対出てくる(写真界に)。と言っていたのは、当時の僕たちにはやはり相
当励みになっていたと思う。
田中っていうのは、僕に写真を始めさせたセブンスターのことなんだけどね。

僕は在学中、大島先生の授業においても学ぼうとする態度を完全に放棄していた
けれど、先生も先生で、こいつらには何も教えない方がいい、と思っていたよう
で、ある意味、僕らなんかの一番の理解者でいて頂けたのかもしれない。

何年たっても、田中と佐藤は相変わらず世に出ていないんですが、生涯に一度は
そういう機会もあるかなと思って、まだまだ戦うつもりです。

大島先生からは、写真家で在ることの波動、を充分に吸収させて頂いてきたと思
う。誰かに何かを教わるって、たぶんそういうことでしかないだ。


#0217-02-08 /  Mr.Ooshima and Jr.

at 00:05, yusukesato, 02

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#0218

 




花屋のバイトを始めて2年半、世の中のルールとしては、僕が何かを教える立場
にもなるわけだ。僕が一番苦手なことって、人に何かを教えることなんだ。

切り花の水揚げ、鉢花への水やり、仏花の作り方、もろもろあるわけだけど、僕
はそういうのは今後店長のさっちゃんにまかせて、入店したての彼女には、真夏
のロングホースにおける店頭への水まきのやり方を教えるべきだと思った。

やたら人通りの多いスーパーの入り口で、いかに堂々とお客様に迷惑をかけずに
水をまくか。地面に水を適量まきながら、同時に鉢花への水やりに切り替える時
のタイミング、ホース先での指つまみによる水量調整方法、僕は店内の水道から
ホースをひっぱり、水溜め用バケツを運び、まずは手本を見せる。

ここでいちばん大切なのは、暑いから水まいてますという顔をするなということ。
世界で一番涼しい顔をしているのはわたしなんだ、そう思えと教える。

僕はいったいなにをやりたくて、花屋さんをやってきたんだろうね。
フラワーキーパーの中でバケツの水換えをするふりをして涼みつつ、強い西日が
あたる彼女の涼しい顔を確認し、先輩はよしと頷いてみる。



#0218-02-08 /  Welcome our flower shop 

at 02:43, yusukesato, 02

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#0227






バイトに明け暮れつつも、僕の生活水準は上向きにはならないね。稼いだお金は
写真、写真、写真、すべてといっていいほど、写真に充ててきたからだ。

花屋のみんなは、僕にとっては家族みたいな存在だった。僕の自己満足を応援し
てくれて、少しでも生活に苦しそうな時は、みんなこぞってごはんやらを食べさ
せてくれた。いつかのこんな日記もあるから、ここに書き写してみるよ。


143-04-1021


彼女たちは自分たちの仕事を終え、その2時間後には僕のアパートに以下のよ

うな買い物をすませ到着した。台風による暴風域の中の出来事で、その見事な

る迅速な配給ぶりは、私の腰を抜かした。


新潟産コシヒカリ 5kg、卵 6個パック、豚肉 1パック、ニンジン 3本、タマネ

5個、ジャガイモ 6個、サラダ油、カレールウ1箱、新宿さぼてんのミックス

カツ弁当、ゴーヤーサラダ、叙々苑の野菜サラダのたれごま風味ドレッシング、

ボリュームパックサンドウィッチ、りんごのパン、バナナ 2本、武蔵野茶房の

シフォンケーキ 2つ、バニラヨーグルト 2つ、グレープフルーツジュース 2本、

雪印プロセスチーズ 2箱、レトルトおでん 2パック、うなぎ蒲焼、熟成ウイン

ナー 2パック、うすぎりロースハム、使い切りベーコン、秋鮭焼ほぐし 1ビン、

福神漬け、しらすわかめ、わけぎ、味のり、切り餅 20枚入り 1袋、8枚入り1

袋、スパゲティー 500g、ミートソース、ナポリタン、あさりコンソメをそれ

ぞれ 23人前、ざるうどん 300g 2つ、五目ごはん 3個入りパック、即席みそ

5つの具材で10食分、レトルトなっとくの中華丼、なっとくの親子丼、ドラ

イカレーの素、春雨かに肉味、しょうゆ 1本、昆布つゆ 1本、ブルドックソー

1本、マヨネーズ 1本、ツナ&マヨネーズ 1本、みそ 1kg、ティッシュペー

パー 5箱、ボディーソープ(カトレアの香り、胡蝶蘭の香り)ボトルタイプと

石けんタイプ、洗濯粉ビーズ 2箱、キリマンジャロブレンドコーヒー粉 400g

フリスキー 1.5kg、カル缶 6


こんな配給ぶりは親からもされたことがないので、僕は戸惑う。これは店長の

さっちゃんより、本店の永崎さんの色が濃く出ているやり方だと思った。

永崎さんは車で店長のさっちゃんをここに置いて、僕に会わずして帰っていっ

た。さっちゃんはカレーを作って、ケーキを食べて、お茶を飲んで帰っていっ

た。こんなのってないよな、これ全部でいくらになるんだよ。




こういうのを書き留めておくと、まだまだ僕は花屋のみんなに何ひとつ恩返し
できていないよなぁって思うな。
今の僕なら、ふたりがスーパーでヤクザ買いしている光景を浮かべることがで
きる。永崎さんの僕に対するメッセージ性の強い配給だったともとれる。

こういうことをされたらもう、ありがとうでは済ませられないものがあるね。
たぶんひとつしか方法はないだろう。それは、いつまでもあきらめないってこ
とだろうね。


#0227-02-08 / Sachiko, Kaori and Popotan

at 00:01, yusukesato, 02

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#0233

 




無口な青年が、一番多く口にした台詞だ。

ご宿泊でよろしいですか?、前金で8000円になります。チェックアウトは朝
9時です。延長は10時まで、30分につき1500円になります。キーはオー
トロックになっております。右に回したまま、レバーをお引きください。

7年間もこんなところでバイトを続けたので、様々な人間模様を見させてもらっ
たと思う。ラブホテルのくせに窓口があるんだから、僕は相当な数のえっちしに
来た人たちを見てる。若くもあったから、もちろん通路では十人十色の女性のあ
えぎ声なんかも一通り堪能してきた。部屋に掃除にきてワンフロア全部ものすご
いあえぎ声なんて事もあると、気は狂うよね。
確かに僕にはそんなひどい時期もあったけど、最終的にはとてもためになる何か
を学んだんだと、とにかく自分をごまかしたいよ!

その7年間はここだけではちょっと言い表せない。けどこのバイト中に僕がして
きたことは、現在の僕が生きる上でとても役に立っていると思う。清掃の時以外
は、ほとんど自由時間だったから。いる時間の8割方だよ。
煙草のヤニで塗り固められた窓のない従業員室で、ずっとロックンロールを聴い
て、自分には全く向かない本をたくさん読んで、少年時代の価値ある吸収時代を
再び作り上げようとしていた。まったく質の違った自分になってみたくて、それ
がこのバイトを選んだ一番の理由だった。
環境が環境なだけに、その時間は僕にとってかなり尊かった。自分とは対極の世
界に身を埋めてしまって、途中で死ぬかと思ったけどね。だからやがては花屋の
バイトも並行して始めるしかなかった。

ちょうどその頃だよ。僕が写真を始めたのは。

最近、気軽にデジカメを持って写真を始めた人はたくさんいると思うけど、僕に
とってはカメラ自体は気軽でも、まさに生きるか死ぬかの状態で、写真を始めて
いるんだな。


#0233-02-08 /  Staff Only

at 22:47, yusukesato, 02

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#0242






君になるために、摘んでは捨てて、捨てては摘んで。



#0242-02-04 /  Primrose 

at 13:21, yusukesato, 02

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#0247

 




#0247-02-08 /  Winter cherry on Japanese Bon

at 11:36, yusukesato, 02

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#0253





1


02年、ひとりで北海道を目指す。

自分のことだから小樽あたりが向いてるかなと思って、バイトで稼いだなけなし
のお金でフィルムを40本ほど買って、まずは新潟を目指した。

生まれの地である新潟から、小樽までのフェリーが出ていると知って、去年は北
斗星での電車旅だったから、今度は船旅でしょうと決めた。

新潟までは高速バスで行って、母親の方の親戚で一泊させてもらおうと思った。
そういう浮かせたお金を作らないことには、僕の旅はなりたたないよ。

花屋とラブホテルのバイトを掛け持ちで、そんなにたくさん休めないからこれも
1週間くらいの旅だ。去年旅した北海道には、まだまだ何かがあるような気がし
たんだ。

この春に新しく買った8万円の手のひらサイズのコンパクトカメラCONTAX T3 。
今の僕を存分に発揮してくれるだろう、大切な旅の仲間だった。

軽快な秋の始まり、君と本当の僕を知るために、再び涙の旅に出る。



#0253-02-08 /  The Kanetsu Expressway

at 00:24, yusukesato, 02

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#0258

 




Yusuke Sato Photolog

写真は写真( Photograph is photograph )


8




すべてをささげる君になら、しろつめくさも心をゆるす。



#0258-02-05 /  Soul into this work

at 00:02, yusukesato, 02

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#0262

 




一回戦敗退の理由がよくわかったぞ。

高校野球の基本に背いていたからだ。



#0262-02-08 /  Marukome 21st 

at 05:54, yusukesato, 02

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#0265

 



2


旅に出る直前にしていることがある。そこには必ず意味があり、誰かの未来を表
す場合だってあるだろう。

自動ドアが開く。僕は瞬時にルームキーを抜き取り、ガラス越しの男に低い声で
告げる、前金で8000円になりますが…
そっちから、回り込めばいいんだな?
珍しく乗ってくれないな、僕はキーを戻した。

セブンスターはソファーにどかっと座り、従業員室を見回した。ここがお前の部
屋か。写真で見るより狭く感じるな。
フロにでも入るかい?、空いてる部屋あるし。
時間がないんだ、もう始めるぞ。でもこのテーブルだと低くてやりづらいな。僕
は奥の部屋から別のテーブルを持ってきて、表面を乾いたティッシュで拭く。
セブンスターは次に、買ったばかりの携帯電話を見て、ここには全然電波が来て
ないなと言った。
そこの非常窓のとこで、壁に耳をあてるようにして話すのさ。
そのフロント席にある電話は使えるんだろう?、今お前が置いたテーブルも近い
し、何度もやりとりするだろうから、仕事としてもやりやすい。

大学を卒業してすぐ、セブンスターは知り合いに頼まれた朝日新聞の仕事をして
いた。大きい仕事だ、僕の周りでは写真といえば、彼だったからね。
ラップ・ミュージシャンを撮っていて、写真はよかったけどライターの書いた文
章がとにかくひどくて、この深夜中にそれを直す必要があるらしかった。

僕はフロント席に座ってそれを読む。…なあ、どう思う?
このミュージシャンの人は、まあ、嬉しくないだろうね。僕は正直に言う。
だろ?、それじゃあ俺らとしても困るわけだ。今夜はできるまで帰さないからな。

帰るもなにも僕はバイト中で、朝までここにいなくてはならない。いつもと違っ
てるのは、明日からバイトを休んで旅に出ること。夜勤明けには新潟行きのバス
に乗る。あとはここに親友である彼がいること。セブンスターは花屋バイトの方
には何度も顔を出してくれたけど、こっちの僕に来るのは初めてだった。

僕たちはその文章を根本的に正すことから始めた。支配人がくるのは明け方の5
時くらい。この光景を見られたらまあクビといえた。新聞社に勤めた友達とフロ
ントの電話で話をしながら、原稿をどんどん煮詰め、煙草をふかし、僕はたまに
やってくる客に鍵を渡した。彼はその度に、どんな客がヤリにきたのかを僕に聞
いた。
彼が買ってきた夜食はカップラーメンだった。このバイトが始まる前、僕たちは
すでに夕食として、国分寺のシングルもやしニンニク味玉の中華そばを食べてい
たんだよ!、この男はほんとに麺が大好きなんだよ。僕は朝には新潟への長距離
バスも乗るし、あさって小樽へのフェリーにも乗るんだから、できそこないライ
ターの記事のような、胃の混沌さは避けたい。
なんだよ、お前のために買ってきたんだよ、それは。

文章の方は、ベッドメイク後の部屋のように綺麗に片付いた。僕もたまには役に
立つんだと思えた。これは少しくらい原稿料というものを頂いてもいいくらいだ。
我々は明け方に万歳三唱で、ラブホテルの入り口で別れた。変な2人組がいるの
は、ここでは常ってもんだよ。

旅に出る直前に、誰に会い、何をしたか。

それを意識していくのは本当に大事なことだ。もうそこから君の旅は始まってい
るかもしれないし、それが未来のある瞬間に影響している事実を知った時、君は
たぶん、自分の生き方ってものをしっかりと手に入れているんだから。


#0265-02-08 /  Key writing 

at 04:56, yusukesato, 02

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#0266






あなたじゃなければ、奏でられない味がある。

我らが青春中華そば、味太郎。

シングルもやしニンニク、ダブル味玉、2人分。

それを超える麺は、未来永劫、現れることはない。


今もどこかでラーメンをつくり続けていることを。

それを知ることができたなら、それからの行動はたったひとつ。

地球の裏側にでも、駆けつけるはず。



#0266-02-12 /  Single Moyashi Ninniku and double Ajitama

at 01:38, yusukesato, 02

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#0272

 



3


夏の終わりの新潟、夕方になっても気温は33℃。

深夜バイト明けの高速バスでも眠れず、僕はもう倒れそうだった。
万代橋をわたり、小さい頃大好きだったカツ丼屋に向かおうとしたけど、場所を
まったく思い出せなかったのでやめた。

おばさんの家に向かうバスターミナルへ行き、そこで明日の小樽行きのフェリー
乗り場へのバスの時刻を注意深く調べる。

僕が新潟で過ごしたのは幼稚園までだったから、この街のことはほとんど知らな
いんだ。あの頃は日本海の砂浜やらで走り回っていればよかったけど、25歳に
もなっていれば、明日のフェリーに乗り遅れないための方法も考える。

明日は早起き。けどおばさんの家への行き方も、どうやらよく分からない。排気
ガスのにおいが立ちこめるターミナル。ぼんやりを続けたにぶい頭で、僕はバス
停の名前を、なんとか思い出してみる。



#0272-02-08 /  The Bandai Bridge

at 06:02, yusukesato, 02

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#0273

 




#0273-02-08 /  Somewhere Over the Rainbow 2

at 06:04, yusukesato, 02

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#0274




#0274-02-08 /  Tetrapod St.

at 06:06, yusukesato, 02

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#0275

 




#0275-02-08 /  Cabin For Kids

at 06:08, yusukesato, 02

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#0276

 




#0276-02-08 /  Is everybody here ?

at 06:11, yusukesato, 02

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#0281




4


ひとりで気ままに向かった、北海道、小樽への旅。

あざれあ号の船尾デッキで、彼と出会った。

6歳くらい年上で、彼についての話を聞けば聞くほど、君は、とんでもない人と
一緒の船にのってしまったものだ、と思うはず。
君は、そこから逃げ出してはいけなかった。今の僕が、あるために。

残った事実があるとすれば、彼に出会わなければ、今この場で文章なんて書いて
いなかったし、やりたいことなんか選べずに、暮らしていたに違いない。

彼には見えていた。会ったばかりの25歳が、この先どうにもなっていかないこ
とを。だから、ほとんどの者が見えていないだろうやり方を、実際、君に丁寧に
示し、知らなかったことほど、たくさん教えてくれた。

写真の撮り方や文章の書き方?、どうでもいい。これから先、いい写真を撮って
いい文章を書くために必要な具体的な生き方ってやつを、あの時の君にでもわか
るように教えてもらえたんだ。

小樽行きの船の上で、文章を書いて、作家になるって彼に言っていた。彼はこう
言ったよ、お前はまだ、そのなり方を知らないだけなんだって。
僕の文章は、その先も彼から色々な事を学ぶことによって、次第に何かが変わっ
ていった。写真についても、ひょっとしたらそうなのかもしれない。

現在の僕は、その時の彼より年上となっている。だから少しくらいわかることも
でてきた。今の僕がどんな状況でも生きているのは、彼にそのやり方をしっかり
とした事実をもとに、教わったからなんだ。

僕はきっと、ここに彼の写真を載せないだろうし、彼とのこれからの物語だけは、
正直、書きたい事もほとんど書けずに、進んでいくだろう。

これからここでは、彼のことを、彼、と書く。



#0281-02-08 /  Necessary encounter

at 07:40, yusukesato, 02

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#0284






#0284-02-08 /  A funnel of the Azalea

at 08:00, yusukesato, 02

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